*感情がうまく表現できずに悩んでいませんか?
アダルトチルドレン(以下AC)を自覚されている方は、
感情をうまく表現できないと感じておられる方が多いのではないでしょうか?
腹が立って、怒りの感情が湧いていても、
「こんなことで怒ることは、みっともないから出さないでおこう」とか、
「不安で怖がっているなんて、カッコ悪いから、悟られないようにしよう」
なんてこともあったりしませんか?
こんなふうに、自分の感情を抑え込むことを続けていると、
そのうち「自分が今、どう感じているのか?」
自分の感情を察知することができなくなっていきます。
あとは、感情に気づいても、すぐにその感情に蓋をして、
見て見ぬふりしてしまうような習慣が
身についてしまうこともあります。
こんにちは。アダルトチルドレンの負の連鎖を断ち切ったカウンセラー心田真与です。
今回は、ACのお悩みで多いご相談、「感情を表現できない」について、
表現ができるようになるヒントをお伝えしますね♪
*まずは、自分の感情に気づくこと、そして寄り添うことから始めよう♪
「不安だな~」とかすかに感じているとします。
その時に、自分の感情が動いたことをキャッチできるように、意識してみます。
「なんか胸がざわざわする」でもいいですし、本当に小さな動きでよいので、
それを今までのように抑圧するのではなく、気づくことへ変化させていきましょう。
そして次に、「悲しいな」と感じていることに気づけたら、
その自分の悲しい気持ちに、
「悲しいんだね」と、自分自身が寄り添ってあげてみてくださいね♪
そんなことを続けていくと、心は徐々に様々な感情を
伝えてくれるようになってきますよ。そして、伝えられてくる
感情を感じ取れるようになったら
次に、「私は○○と感じている」と主語を「私」として、相手にその気持ちを伝える
練習を少しずつしていくといいですよ。
*なぜ、感情を表現することができなくなっているんだろう?
それは、ACの家庭環境では、感情を素直に表現することが、
しづらい、又は、許されない状態だったからです。
幼少期に、素直に感情表現をすると、それを咎められたり、
疎まれたりするような環境に身を置いていたため、
感情を表現することは、タブーなんだということを
学習してしまっているんですね。
想像してみてください。小さな子供が、怯えて泣いて、
恐怖を感情表現しているところに、
例えば親が「うるさい!黙れ!」などと、その子の心を受け止めることなく、
否定してしまったら、子供はどんな気持ちになるでしょうか?
*男性クライアント、Bさんの場合
「男たるもの、人前で涙を見せるもんじゃない!」と、小さいときから、
周りに言われて育ってきたので、どんなに悲しくても泣くことができない
という方がいらっしゃいました。
ご本人もそれが、美徳だと思われてきたようですが、
その悲しみという感情をいつも封印していたので、
今度はその悲しみの感情が、何十年も蓄積され、
次第に、二次感情(ある感情(一次感情)が発生した後に発生する感情)の
「怒り」として現れるようになり、
周りの人間関係がうまくいかなくなってきていたという事例がありました。
その後、ご自身の感情に寄り添うことを続けると、
涙を見せることが無かったBさんも、
自然に涙を流すようになったそうです。
又、自分が感じている気持ちを相手に伝えることが
少しずつできるようになってきているそうです。
逆に今では、涙もろくなって、弱っているなんて余談までありますが。。。(笑)
*感情が素直に表現できると生きるのが楽になる♪
感情が赴くままに自由奔放に表現できるような場面は、
なかなかないかもしれませんが、それでも、心が許せる家族や友人の前では、
ありのままの、感情を素直に表現できると、生きていて、楽だな~って感じますよね。
ですから、自分一人になった時は、思い切り、自分の感情を感じてあげてくださいね♪
感情が現れた時に、見ないふりしたり、感じないように蓋をしたりしても、
必ず、心の奥底には、蓄積されていくものなので、できる限り、自分自身で、
様々な感情を受け入れて、寄り添ってあげることが、
幸せな人生を送るポイントにもなりますよね♪
感情が感じられない、どんな風に表現したらいいかわからない!
感情がコントロールできなくて、辛いなどという悩みを抱えておられたら、
まずは、体験カウンセリングで、カウンセラーにお話してみることをお勧めします(^^)/
一人で、長期間悩むより、専門家の知恵を借りると、解決が早いですよ♪♪